京都 蔵丘洞画廊

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絵と人に出逢う

絵と出逢う

2008年4月18日

筆不精でいつも更新遅くていけませんが、今回は2月より4月12日まで10年ぶりに改装しておりましたが、その間都合でHPに手がつけられずにおりました。

改装しました画廊の様子は、「画廊のご案内」でご覧下さい。改装工事中、普段気になっていた地方のお客様へ表敬訪問したり、亡くなっておられる方々のお墓参りに出向いたりと、地方行脚しておりました。久しぶりに訪ねる地方は、すっかり街の様子が変わってしまい、迷うことも多かったのですが、立派なお墓をたずねるうちに過去の出来事が甦り、なつかしさで一杯になったりと充実した時間でした。

さて昔懐かしいといえば、大藪雅孝氏の1991年の「豆と小茄子」という作品に出逢いました。 4号の小品ですが、そら豆と小茄子が配されたもので、背景の渋いグレーのなかに、味わい深く存在感が満ちて、また額縁も氏の手に依り銀箔をすり出して古色風合いをもたせたもので、おまけに虫食いの穴まで演出してあるものですが、当時の深い交流の日々が甦りました。

当時氏が、「絵は見たままを描くことはたやすいことである。それを超えて(壊した)デフォルメと色彩の吟味がマチエール と共に必要である。」と、熱く語っていた姿を思い出します。

逡巡しながら吟味された絵画は、見飽きることが無いものです。時間がたっぷり在り、手元で愛しみながら制作された絵画との再会でした。

文責 岡眞純 2008.4.18