木村菜穂子 展
『 スフィンクス 』 80 × 111 cm ミクストメディア
2007 年に出版された彼女の画集「 木村菜穂子作品集 」は KAMON シリーズをはじめ、小説「 O嬢の物語 」などを題材とした絢爛な色彩で、其の奥に潜む物語の秘部をダブルイメージで観せる独自の手法を生み出しセンセーショナルなものでした。
一方、ハンドバッグにみる立体作品は美術とファッションを強く意識させ、イタリアのハンドバッグメーカーも強い興味を寄せました。これら恐るべきエネルギーによる発表のあと、彼女は今日まで 6 年間まるで沈黙をしたかのように“子育て”に集中したといいます。
現在は既に次期への取り組みが始まっているようですが、今展は此の沈黙の季（とき）に洛中のミニ美術館 “清流館” の企画により生まれた作品を中心に、いわば作家としての前期( 40歳代 )の一区切りとした発表です。
蔵丘洞主人敬白
開催概要
木村菜穂子 展
- 日時：
- 2016 年 7 月 16 日（ 土 ） ～ 7 月 30 日（ 土 ）
10:30 AM - 6:30 PM 会期中無休 - 会場：
- 京都・蔵丘洞画廊（〒604-8091京都市中京区御池通寺町東入ル）