京都 蔵丘洞画廊

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- 草木の情景 - 立木美江日本画展


原野に生きる草花は、新緑の時期から花が咲き、実を成し、枯れ果て、朽ちていく時もその全てに自然の息吹を感じます。
そこに漂う空気や、夕暮れの情景、まばゆい日の光、木々の葉音など、その空気を留めるように描き続けています。 

作家の言葉

作家略歴紹介にあります、2013 年のコンクールのお世話をさせていただきましたご縁で、立木さんを知りました。

東京の会場へキャリーケースを引いて現れた彼女は、自身の研究論文の製本されたぶ厚い酒井抱一論を「 山種美術館 」へ納品に行くと言われます。画家であり、美術史の研究者でもある彼女の片鱗でした。

出会うと誰にもすぐわかる程、一途で誠実、前向きの行動力そして謙虚な人柄。それにしても本気で草木や雑草にひとかたならぬ思い入れをもち、何年もかけてのスケッチもあるとのこと。

装飾性をこえた本来の日本画の美しさが潜む仕事の将来が楽しみでなりません。

蔵丘洞主人敬白

立木美江 ( たちき よしえ ) 略歴

1983 年生まれ、福岡県出身
現在 日本美術院 院友、美術史学会・九州藝術学会所属

2006 年の九州産業大学卒業制作で優秀賞以降、院展の入選を重ね、2010 年には大学院在学中に院友推挙となる。また2013 年には伊藤忠商事など主催のコンクールで特別奨励賞受賞など。

研究履歴

2011 年 9月
九州産業大学大学院 芸術学部東洋美術史専攻
博士号取得 ( 美術博士 )
2012 年 7月
第 1 回 『 デアルテ 』 論文奨励賞

[ 九州藝術学会学術論文 学会賞 ]  ( 福岡大学 )
[ 立木美江筆 「 酒井抱一筆 《 夏秋草図屏風 》 の銀地背景に関する一試論 」 ]

開催概要

- 草木の情景 - 立木美江日本画展

日時:
2017 年 1 月 7 日( 土 ) ~ 1 月 21 日( 土 )
10:30 AM - 6:30 PM 会期中無休
会場:
京都・蔵丘洞画廊(〒604-8091京都市中京区御池通寺町東入ル)