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( 展覧会 )

壁に飾る彫刻  岸野 承展

2017 年 10 月 7 日 ( 土 ) ~ 10 月 21 日 ( 土 )
10:30 AM - 6:30 PM 会期中無休



古材や、流木、銅板等自然界で時を超え忘れられるような素材に、一つひとつ新しい命を与えた彫刻。

素材の原形をとどめること無く作家の意思により生み出される造形とは一味違い、その本質を生かしたまま甦えらせたかの自然な試みとしての姿が特徴。それは具象の造形表現にもかかわらず、例えば人物の細部の造作にとらわれることなく、実に最低限の手を加えただけに見える大胆な仕上げ。

この造形の本質を味わうには私達自身が作品との距離を探りどのように見えるか、どう感じるか、まるで最後の仕上げを観者の感覚に委ねられ試されるかの様である。

これはまさに、東洋の美意識である不足を補う見立ての美意識を求められているかのようだ。

この大らかな姿を提示する作家の表現は現代において貴重な芸術提案ともいえよう。

対峙する私たち自身のスケールと見識を問われるかの様でもあるが、さりげなく飽くことの無い無言の像と毎日視線を合わせ、新しい発見や折々の思いを受け止めてくれる仲間としたい。


( 蔵丘洞主人敬白 )




岸野 承 -「水鳥」

『 水鳥 』 ( 鉄刀木・流木 ) 180 × 145 × 70 mm


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