絵と人に出逢う
蔵丘洞の主人は犯人か?
ご存知高樹のぶ子さんはこの10年芥川賞選考委員もなさっている実力作家。
私はいつも芸術家といえば画家などが中心の出逢い。
真っ白なところを持つ人種の純粋さと、業ともいえる危ない部分が相反しつつも、いかにも人間らしく、彼らの近くに居て他ではあじわえない人生を感じてきましたが、まさに小説家も人を裸にするように本質を観るようなところがあり、その素晴らしい感性を感じさせる方です。
その彼女が昨年毎日新聞の連載小説を執筆された『マルセル』が新刊書として発売されました。
もともとこの小説は40年以前に京都の国立近代美術館でのロートレック展で起きた盗難事件を基にした小説。
そこにどういう訳か創業37年の蔵丘洞主人?が登場するような気分で読めるところが面白く、取材で知遇を得たのも何かのご縁と、このたびの新刊をお祝いして少しまとめて買わせていただきました。
蔵丘洞にお越しいただいた方に抽選でこの新刊を差し上げております。
なんと!すべて著者のサイン入りです!
絵を買うのも、人と出会うのも、本を読むのも、ふとしたきっかけが人生の思い出となります。気軽に蔵丘洞にお出かけください。