京都 蔵丘洞画廊

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絵と人に出逢う

池西剛展 (愛媛)

7 月 28 日に愛媛県まで、池西剛展に出かけました。

普段なら4時間少しで到着と言うところ、親しいお客様をお連れして、うっかりインターチェンジを降り忘れ6時間もの旅でした。

夜は池西さんやギャラリーの塩出夫妻、奈良からのお客さん、そしてミラーさんと合流し楽しい会食のひと時を過ごしました。

このミラーさんという方は初めてお目にかかる方ですが、もともと池西さんが昨年松山のミウラアートビレッジと言う美術館で個展をされた際の図録に文章を寄せておられる方で、とても日本の文化や焼き物にも造詣深い方とお聞きしていましたので、嬉しいめぐり合わせでした。

芸術家の話は時として専門的で、或いは独特の専門語句によるものが頻発しますが、豊富な知識が裏づけされた歴史観・藝術としての意図を汲みながら真摯に池西氏とお話される姿に敬服しました。

私はかねがね芸術は大きな山のようなもので、登り口が洋画や陶芸の入り口と、いろいろ有るだけで、途中の景色は違うものの、或る領域まで到達すれば、雲間から見下ろす景色は同じようなものが見えるというものであろうと思っています。

よって絵画と陶器は美術の登り口が違い、その意味で私などは陶芸初心者を自認するもので、勉強になる機会でした。感謝!!

(ミラーさんは、翻訳も専門としておられ、このような方なら日本の深い文化にかかわる専門書も安心という気がしました)